こんにちは、名古屋のお菓子教室 U rond～ゆーろんど～ です
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菊日和～きくびより～
菊日和 美しき日を 鏤(ちりば)めぬ
星野立子(1903-1984)
澄みやかに晴れ渡ったこの秋の美しき1日を刻み込んでいる
星野立子さんは昭和に活躍した女性俳人、あの有名な高浜虚子の娘さんです
虚子の勧めで23歳から作詞を始め、50代では政府文化使節として1ヶ月ほど海外へ渡航するなど先進的な才女でした
なんてことのない日常を切り取った明るくリズミカルな俳句が多く、個人的に好きな俳句が多い作家さんです。昭和に活躍されており感覚も近いことから｢分かるなー｣とじんわり染み渡る魅力的な俳句が多いんですよ
さて、この練りきりの名前となった｢菊日和｣とは菊の花が盛りの頃の澄み渡る晴天の日を言います
今日が正にそんな気持ちの良い1日でした
｢鏤(ちりば)める｣は埋め込む、刻み込むという意
それを思えば、｢宝石をちりばめたような空｣って｢宝石を散らした空｣だと思っていたのですが、｢宝石を埋め込んだ(鏤めた)空｣っていう意味だっのですね
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