U rond季節の練りきり~星の恋~

こんにちは、名古屋のお菓子教室 U rond~ゆーろんど~ です

2021年は雨の七夕ですね

七夕を詠んだものは多いですが、中でもわたしはこの歌がお気に入りです

「この夕(ゆうべ) 降りくる雨は彦星の
早漕ぐ舟の櫂(かい)の散りかも」

作者不詳~万葉集~

(訳:この夕べに降る雨は、彦星が急いで漕いでいる舟の櫂(かい)の塵が雫となったのだろう)

「今日は雨だから逢えない」ではなく

「彦星が急いで逢いに向かっているから雨が降っている」

なんて素敵なんでしょう
七夕に降る雨も急に愛おしくなりますね

U rondの七夕練りきりは河の対岸ではなく、片岸に寄り添うふたりを表現しました

さて、この七夕

実は秋の季語なのです

太陰太陽暦を使用していた旧暦では8月初旬から下旬の行事で、今年の旧暦七夕は8月14日とのこと

詳しくは国立天文台のこちらをご参照くださいhttps://www.nao.ac.jp/faq/a0310さ.html

そんなわけで実は季語としては秋なんです
(天の川などの付随する言葉もそうですよ)

七夕が秋、、、なんだか現代人にはしっくりこないですよね

季語や昔ながらの風習はとても大切
ただ、もともとはこうなのだ!という事実は理解した上で、現代の四季に合わせて柔軟に使用するのもいいのではないかなーと勝手に思っています

和菓子で四季を表現してみませんか?

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